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photo by Hirotsugu Hoshikawa

 

いよいよ4月28日発売となる(各店での予約受付は4月22日から)CONTINUER NIHOMBASHI発のオリジナルブランド【ARCH OPTICAL】の発売に先駆け、福井県・鯖江市にある製作工場にスタッフが見学に伺いました。眼鏡を販売する上でショップが大切にしている「作り手の思い」を存分に感じることができた良い旅でした。このブログではその様子をお伝えいたしますので、よろしければ最後までお付き合いください。

 

 

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photo by STAFF

 

この日は朝から天気もよく、行きの新幹線からは富士山が綺麗に見えました。鯖江駅には、東京から米原まで新幹線で、そこからは特急しらさぎに乗り換えて向かいます。片道およそ3時間半程の道のり。

 

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鯖江駅に到着すると駅前では「めがねのまちさばえ」というオブジェが出迎えてくれます。福井県・鯖江市を中心としたこの一帯は1905年以降眼鏡の産地として発展し、今では国内生産の殆どはこの地で行われています。

 

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到着したらまずはご飯、ということで車で駅から5分程の越前そば屋さんに伺い昼食を取りました。今回の旅は日帰りで、タイトなスケジュールなのにも関わらず、店奥にあるテレビから流れる高校野球をBGMにのどかな時間が流れすっかりリラックスしてしまいました。

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photo by Hirotsugu Hoshikawa

 

時刻は一時過ぎ。工場に到着すると、担当の奥田さんがお出迎えくださり、早速中を案内してくださりました。整然と並べられた大小様々な機械に、普段見慣れない私たちは心が踊ります。職人さんの中には女性の方も多く、皆さん黙々と作業していらっしゃいます。

 

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ARCH OPTICALが製作される各工程の職人さんに順々にお話を伺いながら眼鏡製造の理解を深めます。眼鏡は一本仕上げるのにおよそ300以上の工程があるといわれていますが、その一つ一つが丁寧に進められて製品が出来上がります。

 

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この道50年以上という磨き職人さん。「バフ」と呼ばれる研磨機の前で寡黙に作業を進めます。

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ARCH OPTICALのA/t-SQR。フレーム全体に磨きがかかるよう、細かく角度を変えてバフに当てていきます。

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お話を伺う職人さんは皆さん物静かでこちらの質問に対してとても親身に、時には実際に作業を見せながら説明してくださるのですが、節々に深いこだわりがあることを感じました。眼鏡の製作に使う機械は人の手によって感覚的に設定・操作する部分が割合多いので、経験から培われていくところが大きいのだそう。

 

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図面を見ながら反りや曲げなど、一本一本丹念に調整を施します。

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洗浄を終え戻ってきた眼鏡を一本一本くまなく検品します。この検品を終え、初めて工場を出荷されます。

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何人もの職人さんの手を渡り出来上がるハンドメイドの眼鏡。今回の工場見学で眼鏡一本が出来上がるまでの道のりの長さを再認識いたしました。ARCH OPTICALは「これからのスタンダード」となれるよう、掛けた人の個性が程よく主張し、新鮮な印象を与えられるような眼鏡を目指し開発を進めてきました。工場の皆さんのお力添えもあり、私たちの目指すプロダクトに仕上がったと思います。発売は4月28日、ご予約頂けるのは4月22日からです。Continuer Inc.各店で展開いたしますので、ぜひ店頭でお試しください。

 

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(左から) 弊社代表:嶋崎 / 担当の奥田さん / CONTINUER NIHOMBASHI店長:神島

 

 

ARCH OPTICALは2019年4月22日(月)より、Continuer Inc.各店でご覧いただけます。