今年の8月に姉妹店の【Continuer Extra Space / コンティニュエ エクストラ・スペース】で販売を開始し,早くも時計好きの方たちの間で話題になっている時計ブランド【DAN HENRY / ダン・ヘンリー】。いよいよtprでの取扱もスタートしました。(こちらでも全商品をご紹介しています)。

 

 

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【DAN HENRY】は約40年間衰えることのない情熱を抱えながら、数え切れないほどのオークションやフリーマーケットで1500以上の時計を集めてきたダン・ヘンリー氏が、その経験や知識を最大限に活かして自ら立ち上げたブランド。

 

 

氏曰く、「新しい時計を買うことが難しかったので、私はハンターになり、膨大な古い時計のコレクションを持つに至った。しかし私が持っていない時計を見つけるのは、もはや非常に難しいし、あっても非常に高価な金額となっている。であれば、私は愛する物を作ろうと考えた。 10歳から時計(ウォッチとクロック)を集めるようになったダン・ヘンリー氏が、やがて修理も手がけるようになり、その流れで時計を作ろうと思ったのは自然な流れだったのではないでしょうか。

 

 

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【DAN HENRY】のプロダクトを見て、元コレクターが作る腕時計と聞くと、「手巻き」や「自動巻き」といった機械式のムーブメントを使ったものを連想しがちですが、同ブランドではあえてトラブルも少なく、普段使いにより適した「クオーツ式ムーブメント」を基本的に採用(一部機械式もあり)。「私は魅力的で、毎日使える”ヴィンテージウォッチ”を作りたかったのだ」と氏が述べているように、ヴィンテージのそれが持つディティールにこだわりつつ、ムーブメントも日本製のものを採用し高い品質と完成度を確保しながら、組み立ては中国の技術力の高い工場で行うことで手に入れやすい価格を実現しています。

 

 

 

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各モデル名は年号になっており、デザインはその時代を特徴付ける意匠、その歴史的背景や当時のプロダクトへのオマージュにもなっています。またヴィンテージウォッチの魅力がありながら、クオーツ式時計ならではの手軽さも併せ持つことから、エントリーユーザーから愛好家の方まで、それぞれの立場で楽しめます。

 

 

それではそのラインナップをご紹介します。

 

 

1939

【Brand】:DAN HENRY / ダン・ヘンリー
【Model】:1939
【Price】:¥28,000(+tax)
【Color】:Black / Silver

 

 

スイスの名だたる時計ブランドが技術を競って様々なクロノグラフを生産していた1930年代のミリタリークロノグラフをモチーフとしたモデル。大砲の発射音と着弾音から敵の位置を探るのに用いられていたテレメーターを搭載するなど、機能が充実しています。裏蓋に空気圧や圧力、スピードや温度などの換算表が記されている。当時距離やスピード、心拍数さえも測っていた、本当に仕事をするために生まれたクロノグラフの機能美に魅せられた製作者の想いが伝わってきます。

 

 

 

1947

【Brand】:DAN HENRY / ダン・ヘンリー
【Model】:1947
【Price】:¥24,000(+tax)
【Color】:Gold / Silver

 

大戦が終結し、戦時中からの反動でファッションとしてもエレガントなスタイルが流行した時代の、上品ながら日常的なスタイリングにも馴染む時計、というイメージで作られたモデル。ダン・ヘンリー氏曰く、「私にとって、これは典型的な紳士用の腕時計である。私はこんなカジュアルなスタイリングにもマッチするスマートな時計を待ちわびていた。」フラットなベゼル、上品なクロスヘアダイアルやインデックスといった要素がバランス良く組み合わさったスマートなモデルに仕上がっています。

 

 

 

1963

【Brand】:DAN HENRY / ダン・ヘンリー
【Model】:1963
【Price】:¥29,000(+tax)
【Color】:Silver / Black

 

初回コレクションの中でも高い人気を誇るモデル。 1960年代に入ると、フライトが趣味としても行われるほど一般的なものになり、腕時計には「必要な情報がすぐわかる」ことが求められるようになりました。そんな当時流通した多くのパイロットウォッチの雰囲気を色濃く反映させたモデルが「1963」。ミヨタの日本製クロノグラフムーブメントを搭載し、サブダイヤルを用いることで1/10秒まで計測することが可能な本格的なパイロットウォッチになっています。裏蓋にはロッキード社のブラックバードを彷彿とさせるエンブレムがあしらわれているのも、時計が好きなデザイナーの遊び心が感じられる仕様になっています。

 

 

 

1968

【Brand】:DAN HENRY / ダン・ヘンリー
【Model】:1968
【Price】:¥25,000(+tax)
【Color】:White / Black

 

アシンメトリーなデザインが目を引くモデル。 1960年代後半は腕時計の技術的進化も一旦小休止、代わりにデザインの幅が拡がり、変わったデザインのモデルが多く見られた時代。そのため時代を象徴するようなデザイン、というのを特定するのはなかなか困難です。このモデルは当時の雰囲気を感じられながらも他にはない、新しいデザインになっています。変わったデザインのスモールセコンドが右横に配置され左右非対称のデザインがユニークで、オリジナリティのあるモデル。

 

 

 

1970

【Brand】:DAN HENRY / ダン・ヘンリー
【Model】:1970 (44mm / 40mmが展開)
【Price】:¥31,000(+tax)
【Color】: Orange / Grey

 

現ラインアップでは唯一の「自動巻」モデル。 1960年代、ダイビングやサーフィンなどのマリンスポーツがブームとなり、それに伴い各社が様々なダイバーズウォッチを開発・発表したダイバーズウォッチブームがありました。そのときにダイバーズウォッチの基礎となった要素であるブラックダイヤルと蓄光インデックス、回転ベゼル、ラバーストラップといったディティールを持ち、「水中で使われることを目的として作られた」デザインを再現しているのがこの「1970」。20気圧防水を誇る、ブランドのラインアップで現時点では唯一の自動巻きの機構をもつこのモデルはその機能性やストイックな雰囲気を漂わせる佇まいが魅力です。

 

 

また今回tprでの取扱いスタートと時を同じくして、同ブランドのラインナップの中で唯一の自動巻きモデル、「1970」のサイズ違いが新たに入荷しました。これまで直径44mmと現代的な大きめのサイズ感だったものを40mmにリサイズ。これに伴い文字盤やケース、ストラップのデザインも微調整され、ヴィンテージ感がより表現された仕上がりになっています。

1970_44_40mm

 

 

どのモデルもクオリティ、コストパフォーマンスに優れた、”ヴィンテージウォッチ”の魅力を持ったデイリーウォッチです。すでに一部の時計好きの方々からはとても評価の高いブランドになっておりますが、今後はファッションシーンにおいても響くプロダクトになっていくかと思います。日本国内で実物をお試しいただけるのは【Continuer Extra Space】と【tpr】のみ。是非店頭でお試しください。